
英文が長くなるのは、主語が長くなるからです。
主語が長くなると、どこまでが主語が分からなくなる。
主語が分からないと英文の意味も分からなくなります。
この悪循環が中学生を苦しめ、英語嫌いにさせています。
I am a student. You like tennis.
これらは中1の英語です。簡単に理解できると思います。
なぜ簡単かというと主語が短い(1語)からです。
主語の後ろには動詞があります。
つまり、動詞までが主語ですから、
動詞を見つけてその直前までが主語とわかります。
主語がはっきりしなければ、英文の大意(だいたいの意味)はわからないし、
これがわからないと長文解釈もリスニングも上達しません。
My mother and her friend living near our house play tennis on Sundays.
これは中3の英語です。動詞はplayですからhouseまでが主語となります。
主語を訳すと、「私の母 と 彼女の妹 住んでいる 近くに 私たちの家」になります。
試験の時、日本語訳はここまでにしといてください。
これを「私の母と私たちの家の近くに住んでいる彼女の友達は」
と正確な日本語に訳すのは試験では時間の無駄ですし、
このクセがあると特にリスニングの時に苦労します。
大意でつかむのがリスニングのコツであり、そうでないとリスニングのスピードについていけません。
中1よりも中3の英語のほうが難しいと感じるのは、
英文が長くなるからですが、それは主語が長くなるからだともいえます。
つまり主語(主語の範囲)さえわかれば、多少長くなっても大意はつかめやすい。
手順としては、前から動詞までを読み、その部分が主語なので、そこまでを「~は、~が」とまとめて訳す。
この主語と次の動詞があれば文の大意(主なパターンとして「~は、、、,する」「~は、、、だ」)を
つかむことができます。